(1) グループワークの人数

・会議の目的によって異なるが、その人数は一般に4〜8人が適正であり、多くても10人までが望ましいとされている。

・逃げ地図づくりのグループワークも、ワークショップ参加者が8人を超える場合は、一班あたり最小4人、最大8人として構成することが望ましい。

・グループワークの人数があまり少ないと、色塗り作業に時間がかかる上、様々な立場からの多様な意見を交換できにくい。一方、あまり多いと、色塗り作業に参加できない人が生じるし、参加者全員の意見を聞いたり、出し合ったりすることが難しい。

(2) 班の分け方

・作成する逃げ地図の範囲が広い場合は、地形や学校区等の区域のまとまりに留意して、班を分けることが望ましい。

・グループワークの班は、ワークショップの目的に応じて、想定する災害の状況や避難目標地点等の設定条件を変えて作成した逃げ地図を互いに比較するようにすると良い。

(事例)
陸前高田市立高田東中学校区では、米崎・小友・広田の各小学校区に分け、さらに参加者人数の多い米崎小学校区は避難目標地点の設定条件を指定避難所(小中学校)に通じる通路の有無によって分けた。
陸前高田市小友町地区では、東西2地区に区域分けした上、車両通行の可否によって避難目標地点の設定条件を分けて、4つの班を構成した。

陸前高田市で開催された逃げ地図作成WSにおける避難に係る条件の設定

下田市白浜地区では、3班に分かれ、それぞれの避難目標地点を、①海抜20mと道路等との交点、②海抜10mと道路等との交点、③自主防災組織が指定した緊急避難場所として逃げ地図を作成した。

下田市・河津町で開催された逃げ地図作成WSにおける避難に係る条件の設定

出典:山本俊哉・白幡玲子・山中盛・井上雅子・大崎元・羽鳥達也・木下勇「逃げ地図作成ワークショップにおける避難に係る条件の設定方法-逃げ地図を活用した津波防災まちづくりに関する研究(4)-」日本建築学会大会(関東)学術講演梗概集, 2015年9月6日