(1) テーマの設定方法

・逃げ地図ワークショップの案内は、「みんなで一緒に逃げ地図を作成しよう」でも十分であるが、逃げ地図作成をとおして意見交換するテーマをあらかじめ設定することが望ましい。

・テーマは、前述の「開催の目的を確認する」「参加対象者を確認する」「避難関連情報を把握する」の3点を踏まえ、その地域の避難に関する課題に即して設定することが望ましい。

(2) テーマ設定の事例

高知県黒潮町では、雨天夜間時の避難方法が検討課題になっていたことから、逃げ地図ワークショップの開催にあたっては、夜間雨天時の避難を条件とするグループを編成し、他のグループが作成した逃げ地図と比較することで夜間雨天時の避難の課題と留意事項を明確にした。

高知県黒潮町逃げ地図ワークショップ

下田市吉佐美地区では、区指定の避難場所 23 カ所中 3 カ所が急傾斜地崩落危険箇所等と重なっていたことから、土砂災害も考慮した避難場所を検証するために、土砂災害を考慮したグループと考慮しないグループに分けて、逃げ地図を作成した。

下田市吉佐美地区での土砂災害考慮有無の比較